寿也が可愛い過ぎるせいで人生が狂ってしまった人間の生態日記です。
ブログタイトルの元ネタは神海英雄先生の『LIGHT WING』です。
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今日は休日でしたが恒例の会社の会議がありまして午後はまるまる潰れてしまいました。
今は夜の10時ですが、風呂に入ったら原稿に着手します。
この週末は仕事の傍ら原稿を書きます。
小説本編と、合同本の表紙の絵と、余裕があったら新しいトップ絵も書き上げようと思っていますので今度こそ(苦笑)更新が途絶える予定です(^_^;)
寿也が受じゃないからかなり苦戦するのではないでしょうか(汗)。
でもギャグだから、ノリノリであっという間に書けるかもしれないし…自分でも予測がつきませんが、しばらくお暇するのは確かです。
その間のお留守番ネタとして、2009年3月15日春コミのペーパーに載せた小説を再掲載致します。
自分は小説も、イベントが終わるとデータを消去しているのでここに載せるにあたり、全文を打ち直す羽目となり非常に疲れました(-_-;)
つかそんな時間があったら原稿やれよ、って話ですよねウフフフ…(';')
小説のタイトル『I Only Want To Be With You』は、ベイ・シティ・ローラーズの曲名で、邦題は『二人だけのデート』と申します(*^_^*)
タイトルだけでわくわくしたでしょ?(笑)
しかし皆様、驚くのはまだ早いです。 歌詞はもっと凄いですから(笑)。
自分はこの曲の歌詞を見て「ちょww 寿也のテーマソングじゃんwww」と驚愕してこの小説を書きました。
実は『二人だけのデート』はベイ・シティ・ローラーズのオリジナル曲ではなく、元はダスティ・スプリングフィールドという女性が歌っていたもの。
だから歌詞に《I fell into your open arms(君の腕の中に落ちていく)》という、男が歌うにはヘンテコな部分がある、と解説サイトにありましたが…
腐女子には都合が良かった(死)
歌詞の全文(原文および日本語訳)はwww.eigo21.com/03/pops/ionlywant.htmで読めますので、ご存じない方は是非! ご一読下さり、私と同様に目玉が飛び出る思いをして頂きたいと思います(笑)
小説の舞台はWBC編です。
それではお暇つぶしにどうぞ<m(__)m>
今は夜の10時ですが、風呂に入ったら原稿に着手します。
この週末は仕事の傍ら原稿を書きます。
小説本編と、合同本の表紙の絵と、余裕があったら新しいトップ絵も書き上げようと思っていますので今度こそ(苦笑)更新が途絶える予定です(^_^;)
寿也が受じゃないからかなり苦戦するのではないでしょうか(汗)。
でもギャグだから、ノリノリであっという間に書けるかもしれないし…自分でも予測がつきませんが、しばらくお暇するのは確かです。
その間のお留守番ネタとして、2009年3月15日春コミのペーパーに載せた小説を再掲載致します。
自分は小説も、イベントが終わるとデータを消去しているのでここに載せるにあたり、全文を打ち直す羽目となり非常に疲れました(-_-;)
つかそんな時間があったら原稿やれよ、って話ですよねウフフフ…(';')
小説のタイトル『I Only Want To Be With You』は、ベイ・シティ・ローラーズの曲名で、邦題は『二人だけのデート』と申します(*^_^*)
タイトルだけでわくわくしたでしょ?(笑)
しかし皆様、驚くのはまだ早いです。 歌詞はもっと凄いですから(笑)。
自分はこの曲の歌詞を見て「ちょww 寿也のテーマソングじゃんwww」と驚愕してこの小説を書きました。
実は『二人だけのデート』はベイ・シティ・ローラーズのオリジナル曲ではなく、元はダスティ・スプリングフィールドという女性が歌っていたもの。
だから歌詞に《I fell into your open arms(君の腕の中に落ちていく)》という、男が歌うにはヘンテコな部分がある、と解説サイトにありましたが…
腐女子には都合が良かった(死)
歌詞の全文(原文および日本語訳)はwww.eigo21.com/03/pops/ionlywant.htmで読めますので、ご存じない方は是非! ご一読下さり、私と同様に目玉が飛び出る思いをして頂きたいと思います(笑)
小説の舞台はWBC編です。
それではお暇つぶしにどうぞ<m(__)m>
『I only want to be with you』
東京シャイアンズ二軍寮の、自室でくつろいでいた僕は携帯電話に呼ばれた。
通話ボタンを押す前に、掛けて来た相手の名前を確認した僕は思わず目を瞬かせていた。
(吾郎くん?)
僕の幼馴染で野球友達の茂野吾郎だった。
彼は高校を卒業するなりアメリカへ渡り、マイナーリーグのメンフィスバッツに入団して今年、リーグ優勝の立役者となる活躍を収め、昨日帰国して来た。
その彼は、ほんの2時間前に僕の所にも顔を出してくれた。
アメリカでの暮らしや、日本のプロリーグで活躍する同期の話など、充分に語らって彼とは別れたと思ったのだが…。
(何か言い忘れたことがあったのかな?)
僕が通話ボタンを押すなり、受話器の向こう側から声が飛び込んできた。
「おう寿! 俺らにも代表入りする可能性はあるってよ!」
一瞬の間で、僕は彼の話の主旨を推測する。
代表入り? ああ、さっき話した、野球のワールドカップのことか。
あれ? でも、確かに吾郎くんは凄く興味を持ったけど「俺には関係ねーな」とか言ってたよな。
実際、彼の成績では日本代表に選出されるには厳しいし。
「どういうこと?」
僕が聞き返すと吾郎くんは何故か得意げに話してくれた。
「ああ、代表メンバーっつっても、ギリギリまでケガ人や不調な選手は入れ替えがあるってよ!
1月にある代表メンバーとの練習試合で活躍すれば、そのチャンスがある!
代表監督の目の前で猛アピールすんだよ!!」
「練習試合?」
寝耳に水の話に僕は若干戸惑う。
さっきまで、野球のワールドカップが開催されることすら知らなかった彼が、どうして1月に練習試合をするなんてマスコミ未発表の情報を得たのだろうと疑念が湧いたが、僕は自己解決した。
吾郎くんのお義父さん―――茂野英毅氏は、代表チームの投手コーチとヘッドコーチを兼任している。 情報源はそこだろう。
僕は自室のベッドに腰を下ろして電話を受けているのだが深く座り直した。
「で、でも、まずそれに選ばれないと話にならないんじゃない!?」
吾郎くんは既に、自分と僕が代表メンバーとの練習試合を出来ると思い込んでいる様子だ。
そんな訳ないじゃないか、と思いとどまらせる意味も兼ねて僕は彼に告げた。
代表入りを狙う人間がどれくらいいると思ってるんだ吾郎くんは。
その誰もが一流選手なんだぞ。
海堂のセレクションとは違うんだからさ。
「心配ねーよ」
間髪入れず吾郎くんの声が返って来た。
「プロの若手を召集したいらしいけど、キャンプ前だけに消極的な選手が多いらしい。
だから志願すれば俺やおまえクラスなら問題ないってよ!」
吾郎くんの声が落ち着き払っているのは多分、その審査基準を茂野英毅氏から聞いているからだろう。
実際に審査する人間が身内にいるなら心強い、と安堵しかけた僕は、また別の懸念に気付いた。
「へえ……
でも、あくまでケガ人や不調な選手が出た場合の話だよね……」
言うまでもなく、代表選手はプロの世界に何年も身を置いている。
第一線で、常に全力を出すことを要求されている彼らは、プロになって1年目の僕らより遥かに自己管理に長けている。
そう都合よく、故障をきたす人間が頻出する筈ないよ。
「…そんなことで本当に代表に……」
僕の言葉は吾郎くんの声に遮られた。
「ダメ元だろ!」
…あ…。
懐かしい感覚に見舞われて僕は瞠目した。
力強い彼の声がどんどん僕の耳に飛び込んでくる、洪水のように。
「たとえ代表入りはできなくったって、日本代表相手に力試しできるんだぜ!?」
彼の言葉は、分厚い雲のように何層にも張り付いていた不安を僕の心から剥ぎ取っていく。
「大リーガーの鈴木や野呂と対決できるだけでもワクワクすんだろ!?」
そして彼の言霊は実体のない手のひらに形を変えて、臆病な僕の魂を引っ張り上げてくれるんだ。
いつだってそうだった。 出会った時から。
『これで一緒にキャッチボールやろーよ!!
おもしろいよ!!』
吾郎くんは僕の手を引っ張って歩いていく。
『金の問題ならあきらめんのはまだはええ!!
あいつが海堂に行かなくて誰が行くんだよ!』
僕が立ち止り、進めないと判断した道を、彼は物ともせず突き進んでいく。
『ダメなんだよ、俺はまだマニュアル野球に負ける訳にはいかねーんだよ』
躊躇する僕の手を掴んで。
『この試合で結果を出したら―――
俺は自分の手で引いたレールの上を、自分の足で駆け上がって行きてぇんだ』
いつも彼は、僕をその先へと連れてってくれる。
―――今、また君は僕の手を握ってくれたね?―――
自然とこみ上げる笑いが僕の肩を揺らしていた。
「フフフフ…」
「な、何だよ!?
何がおかしいんだよ!?」
受話器の向こう側の声が不機嫌を訴える。
「いや…吾郎くんは相変わらずだなぁと思ってさ」
喜びを込めて僕は相手に伝えたけど、彼には通じてないだろうな、別にいいけど。
改めて息を吸い、僕は言葉を続ける。
「いいよ、確かにこんなチャンスは滅多にないしね、
僕も志願しよう」
電話口で吾郎くんがガッツポーズを取る気配がした。
僕は声を出さずに笑うと更に言葉を継ぐ。
「久々にバッテリー組めるかもしれないね!!」
ここで吾郎くんの特大なコメントが返ってきた。
「おっしゃあ! ふたりで日本代表をコテンパンにしちまおーぜ!!」
「あはは」
調子に乗り過ぎである彼の発言に対しても、今の僕は素直に笑ってしまっていた。
電話を終えて、携帯電話を閉じながら僕は小さい溜息を漏らしていた。
(…駄目だなぁ…)
反省する。 またしても、吾郎くんの後押しがなければ一歩が踏み出せなかった自分を。
自分の人生は自力で切り開いてきたつもりだったけど、振り返ってみれば幾度とあった人生の岐路で、留まる僕を導いてくれたのは吾郎くんだった。
彼の力添えがなければ進めない僕は人間として未成熟だと思う。
これじゃ駄目だとわかってる。
それなのに。
携帯電話をベッドに投げた後も、僕はしばらく、僕の手を握ってくれた吾郎くんの手のひらの心地良さに酔いしれてしまっていた。
【 終 】
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女性
職業:
変態性欲者の弟子
趣味:
寿也にエロいことをする
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